豊川市市田町・代表 早川知行さん
珍しい国産バナナが栽培されていると聞き、やって来たのは豊川市。ハウスへ入ると、周囲ののどかな風景から一変! 天井まで大きな葉が広がり、まるで南国ジャングルのよう。株からにょきっと伸びた先端には、緑色のバナナがびっしりと実をつけていた。


農園を営むのは、脱サラして実家の農業を継いだ早川さん。さまざまな作物を育てる中、「ほかにはない面白いことに挑戦したい」との思いから、流通量0.1%という国産バナナに着目。2024年に農園をスタートし、東三河の昔の呼び名から「ほのくにバナナ」と名付けた。

「成長には光合成と水の管理が重要」と言い、農薬は不使用、化学肥料もごくわずか。じっくり時間をかけて成熟させ、先端までふっくらしたら収穫の目安だ。この時点ではまだ硬いため、1週間ほど追熟させて出荷する。「皮が薄いため実がしっかり詰まっており、バナナ本来の自然な甘みが自慢。何より、農薬を使っていないから安心して食べていただけます」と早川さん。そう聞いて、皮まで食べる人もいるとか!
栽培だけにとどまらず、時には農業戦士「バナナイト」に変身し、余ったバナナを活用してジェラートの開発も。豊川産バナナの魅力を発信中だ。




バナナの一生
木に実ると思いがちなバナナだけど、実は草の仲間! 幹のような部分は、葉が何枚も重なってできたものだ。春から夏に新しい株が伸び、花が咲いて実がなり、秋から春に収穫を迎える。ひとつの株からは実が一度しかつかないため、収穫した株はバッサリ切り倒す。株の根元には子株が出ており(写真下)、それが次のシーズンに実をつける、というサイクルだ。

▼ここで買えます
・JAひまわり グリーンセンター(豊川、一宮、音羽)
・直売広場「わくわく広場」(各地のスーパーマーケット等)
・豊穣屋(イオンモール豊川1F)
■バナナ1本 300円前後
■バナナジェラート 432円
■冷凍カットバナナ 630円
※取扱店により価格が異なることがあります
※内容は2026年1月10日時点の情報です。





