栽培時農薬未使用・有機肥料使用、国産バナナで令和の天下布武/信長バナナ

ぎふ畑
各務原市各務山の前町・五島満良さん

 日本で初めてバナナを食べたのは、岐阜城において、かの織田信長だという説がある。「彼にあやかって信長バナナと名付けました」と五島さん。以前は、予備校を経営し「子どもの健やかな成長には食の安全が欠かせないと実感した」のだという。そこで栄養価が高く、食べやすいバナナに注目。岐阜大学、三重大学などと産学連携で、寒さや病気に強い品種に改良を重ね、6年前、バナナのハウス栽培が実現した。

 現在、各務原のハウスで育つバナナの木は約四百本。栽培時農薬未使用・有機肥料使用で、皮まで食べられる。赤紫色の苞(ほう)に包まれた花が咲き、おうぎ形に並んだバナナが育つ。「食べる以外に、お茶やクラフトビールに使ったり、食器やビニール袋の代わりになったり。バナナには衣食住すべての分野で可能性がある。」

 「藩」と呼ばれる提携バナナ農園は現在、岐阜、岐南、関、中津川、高知、福岡、長野と各地に広がる。「これからバナナ栽培を始めたい農家さんや若者たちに、苗の提供から土づくり、育成、収穫、加工、商品化までサポートし、農園仲間を増やすのが僕の仕事」と話す。安全で美味しい信長バナナで令和の天下布武へ、いざ、出陣じゃ!

 JR鵜沼駅から西へ450m。バナナ専門店「天下布武信長バナナ」では、完熟バナナと牛乳だけで作ったバナナジュース(400円~)や各種クレープ(450円~)を販売。注文を受けてから作り、フレッシュな風味を楽しむため「バナナジュースは賞味期限15分、お早めに!」というこだわり。店内(写真右)の奥、ソファ席で窓から見える電車を眺めるのも楽しい。

凍らせた糖度の高いバナナで作る、砂糖や氷を使わないジュース。
信長とバナナをあしらった、五島さんデザインのロゴ

▼ここで食べられます

天下布武信長バナナ 本店鵜沼
各務原市鵜沼山崎町1-119-4
☎058-260-8100
営/11:00~16:00 休/月・木、祝日の場合は営業

※内容は2025年4月10日時点の情報です。

広告スペース 広告スペース

ママごはんコラボサイト

岐阜トヨタママごはんドライブ企画

おうちレストラン

TOP
CLOSE