地域の「農」を守り育てる。事業継承からつながる想い/タカノファーム

みえ畑
松阪市美濃田町・高野勝さん

 「実際に食べてみて、本当においしいと。味がまったく違うんです」近隣の農業を支える高齢男性の体調不良がきっかけで、事業継承し、専業農家となった高野さん。約15年を経て、今や9人のスタッフと年間20ヘクタール分の米、30ヘクタール分の麦を栽培する。

太陽の光でキラキラ輝く、鈴なりの稲穂がまぶしい季節

 タカノファームでは、乳牛のたい肥を米作りに使い、稲わらを飼料にする、耕畜連携の循環型農業に取り組む。これにより、米の味が一段と良くなったそうだ。また、化学合成肥料を半減して自然由来の農薬を使用。近年はみえの安心食材にも認定されている。

 元調理師であり、味にこだわる高野さん。米・食味鑑定士の資格を持ち、栽培した米の品質を自ら鑑定する。「ミルキークイーンは冷めてもおいしいし、コシヒカリはバランスがいい。なついろはさっぱりしていますよ」その熱いまなざしから、米・麦への愛情、農業への自負が垣間見える。

 昨年からはふるさと納税の返礼品にも登録、2月には売り切れるほどの人気だったとか! 今後はスペルト麦を使ったパンケーキミックスの開発など、食の選択肢を広げるべく高野さんの新たな挑戦は続く。

日本のカレーに合うよう開発されたお米「カレー米(華麗舞)」は、約10年前から栽培している。インディカ米とジャポニカ米のいいとこどりで、外はパラッと、中はもっちり!カレー以外にも、チャーハンやナシゴレン、ガパオライス、カオマンガイにも合うのだそう。今、注目するのは「卵かけご飯に合うお米」だとか?高野さんの尽きない探求心が、私たちの「ワクワク」を呼び起こす!

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※内容は2025年7月10日時点の情報です。

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