伊賀市荒木・安場哲也さん
「何事も失敗を恐れず、カッコいい農業の姿を見せられたら」医薬品会社で10年勤めたのち、就農して22年という安場さん。祖父の代から約60年続く農家として、今では安場さんと父を中心とした家族経営で、主に米やイチゴ、梨、桃、柿などを栽培している。

伊賀市は四方を山に囲まれた盆地にあり、昼夜の寒暖差が大きいことで甘み・旨みをたくわえた品質の良い農作物が作られている地域。安場農園では15ヘクタールもの田んぼを管理し、イチゴは約11種類、梨はなんと約10種類も手掛けているのだとか!田植えに稲刈り、合間にイチゴの苗づくりや定植、梨・桃などの木や実の管理と、年間を通してやるべきことは盛りだくさんだ。


新しい農業のあり方にも目を向ける安場さん。神奈川県や東京都など遠方にも積極的に足を運び、日本の最新技術を学び取り入れている。「ドローンや機械などをうまく使えば農作業もどんどん効率化できる。深刻な人手不足問題を少しでも解消し、農作業の負担を軽くして、『農業っていいな、やってみたいな』と思ってもらえたら」変わることを恐れない安場さんのチャレンジは続く。
甘みたっぷり
例年8月から9月にかけて収穫期を迎える梨は、主に幸水・豊水をメインに栽培されている。安場農園の特徴は、梨に袋をかけない無袋栽培だ。太陽の光を存分に浴びることで実の温度が上がり、甘みたっぷりの梨に!また、梨の木の根元にわらを敷いているのもポイント。防草効果、乾燥予防に加え、わらがたい肥となってふかふかの豊かな土をつくることで、おいしい梨ができるのだそう。

▼ここで買えます・食べられます
・直売所
伊賀市荒木595 ☎070-8986-5518
営/10:00~17:00 https://yasubanouen.com・自販機
伊賀市荒木311 ※果樹園のすぐ隣・道の駅あやま
伊賀市川合焼尾3370-29 ☎0595-43-9955 営/9:00~18:00
※内容は2025年7月10日時点の情報です。




