オーガニックビレッジで実現、笑顔と元気届けるお米農家/たくちゃん農園

あいち畑
愛知郡東郷町・高野拓実さん、玲茄さん、りとくん(3)、ときくん(1)

 黄金色の稲穂が風に揺れる、東郷町の田んぼ。とびきりの笑顔で登場してくれたのは、お米農家「たくちゃん農園」の高野さん一家だ。園主の拓実さんは、若い頃に体を壊したことをきっかけに、健康と食べものの大切さに目覚めた。「今度は自分が食を通じて元気を届けたい」との思いから、農家の道へ。就農先を探していた際、ちょうどオーガニックビレッジ宣言を目指していた東郷町に巡り合い、この地に移り住んだ。

 お米の品種は、あっさり系で、しっかりした歯ごたえが楽しめる愛知ブランド「あいちのかおり」。農薬や化学肥料を使わない有機栽培を実践しており、地域の学校給食でも使われている。

 白米のほか、好みの精米度合いで食べられるよう、玄米でも販売。「お米は玄米の胚芽やぬか層に栄養が詰まっています。コイン精米機を活用し、ぜひ分づき米で食べてみてください」。ちなみに高野家では、玄米と白米の中間に当たる五分付米が定番だ。子どもたちは、そんなパパのお米を使ったおにぎりが大好物。「パパ、あっと(ありがと)!」と、かわいい言葉をかけてくれるそう。今年もまもなく、待ちに待った稲刈りの季節がやってくる。

「たくちゃん農園」では、田んぼの異業種交流会と題し、ユニークな「ふんどし田植え」を企画。拓実さんの呼びかけに、DJ、ダンサー、お医者さん、若手経営者、飲食店関係者など、非農家の有志メンバーが集結! 皆で慣れないふんどしを結び、昔ながらの姿で田植えを楽しんだ。また、野球・サッカーの強豪校「東邦高校」の生徒とは、田植えから収穫まで年間を通じ、お米作りを実践。田んぼから、様々な交流の輪が広がっている。

▼ここで買えます

右:〈天日干し〉玄米 300g(2合)450円

・Jとうごうオーガニックビレッジマルシェ
 場所/イーストプラザいこまい館 開催/隔月第2土曜
・WEBショップ(インスタから飛べます)

※内容は2025年10月10日時点の情報です。

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