下呂温泉が移住のきっかけ♨️今は子どもとトマトの成長に夢中/はらぐちトマトファーム

ぎふ畑
下呂市萩原町・原口孝太さん、愛子さん

 下呂温泉が好きでよく下呂へ訪れていたという原口さん夫妻。「下呂に住めば温泉が近くなって便利になるのでは?」と名案が浮かび、3年前に家族3人で移住。サラリーマン生活からハウス栽培のトマト農家に転身した。

 下呂市は夏の寒暖差が大きく、夏秋トマトの栽培がさかんだ。日中、太陽の力でたっぷり作られた糖分は、冷え込む夜間もトマト内部でしっかりキープされるため、甘くて味の濃いトマトになる。原口さんのハウスは見晴らしのよい丘に11棟が連なり、大玉の麗月、中玉のフルティカ、数種類のミニトマトが育つ。「麗月は酸味と甘味のバランスがとれ、日持ちが良いトマトです」と孝太さん。二人が手にもつトマトは淡い色だが「常温で3日置けば真っ赤に熟しますよ」と愛子さん。

 昨夏、ハウスに近い国道41号線沿いで直売所をオープンし、棚に採れたての真っ赤なトマトを並べる。この道を車で20分ほど南へ行くと下呂温泉街だ。「トマトの収穫は11月末まで休みなく続きます。毎日あっという間で、なかなか下呂温泉に行けません(笑)」冬が来て、温泉でホッとできるまで二人の奮闘は続く。

採れたての麗月。3日後には熟して真っ赤になる。サラダ、パスタ、煮込み料理に◎

原口さん夫妻の息子さんは小学4年生。トマトの出荷やハウスの片づけなど将来の担い手として頼もしく育つ。昨夏と今年8月には地元の小学生が社会科見学でハウスを訪れた。「息子が通う学校で話が進んで見学先に決まったみたい」と愛子さん。二人は、わが子も地域の子もともに地元の名産「ひだトマト」を身近に感じてほしいと願い見守る。

▼ここで買えます

・はらぐちトマトファーム直売所
 下呂市萩原町大ヶ洞1144 国道41号線「岩野」交差点から西へ約100m
・バロー(多治見店・美濃加茂店)
・メルカリ #はらぐちトマトファーム

https://haraguchi-tomato-farm.com

※内容は2025年10月10日時点の情報です。

TOP
CLOSE