ユニークな形、甘みも抜群!幸田の誇る筆柿は今が食べ頃/JAあいち三河 幸田町柿部会

あいち畑
額田郡幸田町・(左から)広報担当 蜂須賀孝さん、平岩昇さん

 幸田町の特産品として知られる筆柿。数百年前からこの地に自生するという珍しい品種で、出荷量は全国1位! 収穫を数日後に控えた9月中旬、JA幸田町柿部会のお二人に、柿畑を案内してもらった。

濃いオレンジ色になったら収穫のサイン!

 柿の木には、ツヤツヤと熟したオレンジ色の果実。片手に収まるほどのサイズで、形はまさに筆先のよう! 地元では、他の柿に先駆けて旧盆の頃に実ることから「盆柿」、また、ちょっと声には出しづらい(?)「珍宝柿(ちんぽうがき)」などとも呼ばれ、親しまれてきた。

 平岩さんいわく、味わいは「甘くてコクがあり、このおいしさは筆柿ならでは」。筆柿の果肉には「ゴマ」と呼ばれる黒い点々模様があり、これが甘さの証なんだとか! また、「柿が赤くなると医者が青くなる、ということわざにもあるように、栄養面も優秀なんですよ」と蜂須賀さん。ビタミンCが豊富に含まれており、風邪予防にもおすすめだ。

道の駅の「筆柿なすカレー」(1日限定20食)。甘い柿ペーストとカレーの相性がGood!

 出荷は、9月下旬から10月末頃までの1か月間のみ。今年はよく実がつく「なり年」で、夏の猛暑も乗り越え、生育も良好という。皮が薄いから、ガブリと丸かじりもOK。甘~い秋の実りを召し上がれ!

古くから庭先で育てられてきたという筆柿は、おいしいだけじゃなく、とっても長生き! 幸田町には樹齢300年と言われる筆柿の木があり、間近で見ると思わず圧倒されるほど。今年も元気に実をつけ、「長寿柿」として大切にされている。

▼ここで買えます・食べられます

・道の駅  筆柿の里・幸田
額田郡幸田町須美東山17-5
☎0564-63-5171 営/9:00~18:00
筆柿ソフトクリーム、筆柿カレー、筆柿天丼

筆柿天丼

・JAあいち三河 幸田 憩の農園
額田郡幸田町大字大草字上六條22-1 
☎0564-62-4339 営/9:00~18:00

※内容は2025年10月10日時点の情報です。

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