豊橋市長瀬町
温暖な気候の豊橋市で、年間100種類ほどの野菜を栽培する平尾真紀さん。取材に訪れたのはまだ寒さの厳しい2月末だったが、太陽がたっぷり降り注ぐガラスハウスの中は、ひと足先に春が訪れたような暖かさだ。畑を案内してもらうと、「フリルレタスのハンサムレッド&グリーンに、サラダカブのもものすけ、こっちはチコリの仲間のトレビス…」と、見慣れない西洋野菜がいっぱい! 華やかで、色も形も個性豊かだ。


真紀さんが畑を始めたのは、かつて小菊を栽培していたハウスを引き継いだのがきっかけ。料理を作るのが好きだったことから、スーパーにはない野菜を育ててみたいと考えた。自分の食べたいものを第一に、農薬や化学肥料も使っていない。「食べる人はもちろんですが、料理をする人だって、彩り豊かな野菜を見たら〝わぁ!〟って思わず笑顔になりますよね。そうやって喜んでもらえるのがうれしくて」。野菜づくりはマニュアル通りにいかないことも多いが「実験感覚で楽しんでます」とニッコリ。育てた野菜は市場や飲食店に卸しているほか、無人販売所「marimoさんの店」に置いたり、近隣の個人宅に野菜ボックスとして届けたりしている。



marimoさんのcafe
料理の腕を生かし、豊橋市内のレンタルスペースで月に2回、間借りカフェを営業している。朝採れ野菜が並ぶサラダバーに、見た目も美しい料理が好評だ。さらに、2024年末には実家を改装し、専用厨房が完成! 今後はお弁当の販売も計画中。
◆場所/カナデアンコーヒーハウス(豊橋市鍛冶町117)
◆日程/第1・3金曜 11:00~15:00



▼ここで買えます
marimoさんの店
豊橋市大村町藤田12
火・土曜の13:00頃~商品がなくなるまで
※豊橋市近郊は配達も可能
※内容は2025年4月10日時点の情報です。