裾野市・長田友和さん、麻由子さん、陽(よう)くん(7)
「子どもたちに大人になることの希望を見せてあげたかった」と語るのは、脱サラして農家になった長田友和さんだ。
猛烈サラリーマンだった。建設業の現場監督だったので、工事が始まると休みはない。出勤は朝早く、帰宅が日付を越えることも珍しくなかった。「一番上の子(今は大学生)の学校行事は一切出られませんでした」と振り返る。どんどん大きくなる子どもたちを見て「家族と過ごす時間を作りたい。自由に生きたい」と43歳で転職を決意。周囲から反対される中、専業主婦だった妻の麻由子さんだけは「いいんじゃない?」と寄り添った。そして約3年前、20年間務めた会社を辞めて専業農家になった。


実家は兼業農家だったのでトラクターなどの農業機材はあった。ただ、野菜の作り方が分からない。本やネットで調べながら、農薬や化学肥料を使わないで多品目の野菜を育てる方法を追究してきた。マルシェでつながった農家仲間からも、たくさんのことを教わった。

農家になってからの変化を尋ねると、「僕の頭の中の9割は仕事だったけど、子どものことを考える時間が増えました」とにっこり笑う友和さん。畑で楽しそうに汗を流す両親の姿は、子どもたちの未来を明るく照らしている。
一家のアイドル
長田家には大学生、高校生、中学生、小学生の4きょうだいがいる。末っ子の小1陽くんは長田家のアイドル。この春、大学進学で九州に引っ越したお兄ちゃんも「陽の入学式が見られないとは~」と嘆くほど。畑を駆け回りすくすく育っている。
会社員時代はなかなか家族と過ごせなかったパパも、「子育てのラストチャンス」と積極的に関わる。「学校行事も送り迎えも当たり前のように行ってくれます」とうれしそうな麻由子さん。長田家は家族時間と畑仕事を心から楽しんでいる。



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裾野市茶畑497-13
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