飛騨トマトと地域を盛り上げる、丹生川の頼れる実力派エース/平腰農園

ぎふ畑
高山市丹生川町・平腰啓祐さん

 高山市丹生川町は、気温の寒暖差を活かした夏秋トマト「飛騨トマト」の生産に力を入れている。平腰さんは、山あいに並ぶ栽培ハウス15棟で大玉トマト「麗月」7千5百本を栽培し、収穫の準備に忙しい日々だ。にぎりこぶしサイズに実った青いトマトを手にして「赤く熟すまで、あと2週間くらいですね」と話す。

 麗月は、果肉が厚くてゼリー状の種部分が少なく、甘みと酸味のバランスが良い。収穫は「地面に近いトマトから取るので、最初はかなり腰にきますね」と苦笑い。夏の暑さと高温のハウスというハードな条件の下、手で一玉ずつ取るのは、体力も根気も並大抵のものではない。原動力となるのは、美味しいトマトを多くの人に届けたいという思いだ。

妻・朱梨さん、ゆいとくん(小2)、かいとくん(年中)、やまとくん(1才)の5人家族。

 平腰さんはJAひだ丹生川地区の青年部メンバーとして、JAまつりや「ひだ丹生川宿儺祭り」に出店、地元農産物のPRにも精を出す。「昨日は青年部の屋外イベントで司会をして、大声を張り上げまして…」と、かすれ声をしぼり出して肩をすくめた。家の農業を継いで10年。今や丹生川地区の農業と地域発展を担う、押しも押されもせぬ実力派エースだ。

大玉トマトの隣にミニトマトのハウスがある。子どもたちは、ばあばの美穂子さんが育てる細長いシュガープラムが大好きで「パリッとした食感が良くて、これしか食べません」と平腰さん。おすすめのレシピを聞くと、「そのままが一番!」だが、輪切りにした大玉トマトの豚バラ肉巻きや、春巻きの皮にトマトとチーズ、ベーコンを包んで焼いた家庭の味も人気だそう。

ここで買えます

・乗鞍ファーマーズマーケット
・福壽庵
・陣屋とうふ古川屋
(以上、高山市)
・ハイショップふじた(岐阜市)

※内容は2026年7月10日時点の情報です。

TOP
CLOSE