「農業で生活できて幸せです」ゼロから始めた7年の軌跡/農屋(みのりや)まんげつ

しず畑
藤枝市岡部町・望月英夫さん、翠さん

 就農から7年目を迎えた望月英夫さん、翠さん夫妻。今でこそ5haの畑を切り盛りするが、農業とは縁もゆかりもない2人にとってゼロからのスタートだった。

 静岡市内で自動車整備士として働いていた英夫さん。翠さんは証券会社に勤めていた。子育てにいい環境を求め、岡部町の古民家に転居。子どもと野菜を育てたくて家庭菜園を始めた。英夫さんが農業に魅力を感じ始めたのはその頃から。農業法人へ転職し3年間修行した後、農家として独立した。ずっと大切にしていた愛車のハイエースを売って農機具を購入。まさに背水の陣だった。

 幼い2人を育てながらの決断に、「怖かった」と翠さんは振り返る。「サラリーマンとは違って収入は野菜が売れてから。種を蒔いて3カ月後にやっと収穫です。最初は実績がないので広い畑も借りられず不安でした。でも少しずつ増やし、今では畑を借りないかと声が掛かるまでになりました」と微笑む。

 2023年、望月家にうれしい出来事があった。大好きなハイエースが戻ってきた。愛おしそうにハンドルを握る夫の姿に、何度も涙が込み上げてきたという翠さん。「今こうして農業で生活できていることが幸せです」。畑で微笑み合う2人に、まぶしい光が降り注いでいた。

 おいしいレタスを選ぶなら、「重いものより軽いもの」と英夫さん。量を重視するのであれば重いレタスでいいが、軽い方が甘味がありおいしい。ベストなタイミングで収穫することにこだわっているそうだ。畑のレタスは大きな外葉4枚に包まれていて、出荷されるときは外される。そのため市販のレタスは一番外側の葉もおいしく食べられる。おすすめの食べ方はしゃぶしゃぶ。望月家の子どもたち(10歳、13歳)の大好物だそうだ。

畑仕事中、レタスを豪快にがぶり!水分補給になるそうだ。ママごはんスタッフも食感と甘みに感激

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※内容は2025年1月10日時点の情報です。

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