皮よし! 種よし! 果汁よし!ゆずのパワーで冬も元気に/かみのほゆず

ぎふ畑
関市上之保・代表 波多野政廣さん

 初冬の日差しがたっぷり当たる丘に、ゆずの香りが広がる。かみのほゆずは、上之保を「ゆずの里」にしようと12年前に立ち上がった会社で、約四百本のゆずの木を無農薬で栽培し、加工販売までを一貫して手がけている。昔から、ゆずは肌の保湿やカゼ予防に重宝されてきたが、なんと波多野さんは「種を焼酎に浸して作った化粧水を毎日使う」のだそう。たしかに頬にはハリがあってツヤツヤ!効果は大いに期待できそうだ。

 皮や果汁、種にまで、ゆずの可能性は広がり、また最近は海外から果汁の注文が増えて生産が追いつかないほど。一方、生産者は年々減っている。「規模を大きくしたくても人がおらん。欲を出さず今の収量でやれることをやる」と話す波多野さんだが、ペースを緩めることはない。この日も動きづめで、午前中は市内小学校70人の見学に応対していた。

 「今日は、どうしてゆずは黄色なんですか?って聞かれてね。子どもの質問はおもしろい!答えに困っちゃうよ、わははは!」と笑う。小学生の見学受入れは「ゆずの里」上之保を次の世代へ託したいと願う波多野さんの〝種まき〟なのかもしれない。

 廃校の中学校を活用した加工場でスタッフが手際よくゆずの皮をむく。皮むきや搾汁、瓶詰めやラベル張りもここで行い、商品は日替わりで生産する。「手作業が基本で一生懸命作っています。今年はカメムシの被害がひどくて、傷みのないきれいな皮を選ぶのが大変です」とスタッフさん。

▼ここで買えます

・かみのほゆず(株)事務所
関市上之保15060 ☎0575-47-2256
オンラインショップ
・とれったひろば(関店・可児店)
・道の駅(平成・美濃にわか茶屋)
・ふる里農園 美の関 など

※内容は2025年1月10日時点の情報です。

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