飛騨古川の寒暖差が育む、甘くてやわらかい根深ねぎ/水村農園

ぎふ畑
飛騨市古川町・水村哲也さん、広之さん

 飛騨古川の町並みの近くに広がるエメラルドグリーンの風景。水村哲也さんと広之さんが育てる根深ねぎの畑だ。二人は埼玉県で生まれ、小学生の時に家族で古川町へ引っ越してきた。「大学を卒業して別の仕事につきましたが、安全な食べ物について考えたのをきっかけに農家になろうと思った」と哲也さん。近所の農家で修行をして独立し、根深ねぎを育てて11年になる。

畑から堀りたての根深ねぎ。白い部分が30cmほどに成長したものを出荷する。

 自宅の近くで耕作放棄地を見つけては、持ち主にかけ合って畑の土地を広げてきた。現在、栽培する根深ねぎの数は、ざっと見わたせる畑に25万本以上というからビックリ! そんな農業に打ち込む兄を手伝うように、弟の広之さんも8年前に仕事を辞め、一緒に畑仕事をするようになった。

 根深ねぎは、白い部分の成長に合わせて畝に土を何度も盛っていく手間のかかる野菜だ。哲也さんは「ねぎは広い面積を一人で管理しやすくて単価が高い。うちの根深ねぎは、よくある普通の種類です」とさらっと言うが、水村農園の根深ねぎは、甘くてやわらかくジューシー。高い山々がもたらす水の恵みと寒暖差を生かした、二人の宝ものだ。

秋から始まる根深ねぎの収穫シーズン前、雪が解ける春から秋までは、山沿いのハウスでアスパラガスを栽培する。人の背丈より高く育ち、ふさふさに茂った葉の下には、にょきにょき生えるアスパラガス! 淡い黄緑色の茎の根元を専用のハサミでカットすると、切り口から水分がしたたり落ちる。甘みをたくわえた根深ねぎとみずみずしいアスパラガスがぐんぐん育つ秋は、水村兄弟にとって収穫で忙しくも喜びいっぱいの季節だ。

アスパラガスの森
長さが測れる専用のハサミで収穫する。

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※内容は2024年10月10日時点の情報です。

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