土をつくり、タネから育て、食べたいものは自分で作る!/かこ農園

あいち畑
知多市・加古孝さん、菜甫子さん、季ちゃん(5)

 タネをまき育てる父ちゃんと、堆肥をつくり土に還す母ちゃん。知多市岡田地区で、夫婦で営む『かこ農園』。取材に訪れると、秋晴れの空の下、愛娘の季(みのり)ちゃんが芋掘りの真っ最中だ。よいしょ!とツルを引き上げると、大きく育った芋が、土の中から顔を出す。「ちょうど5年前に芋を掘っていたら破水して、産まれたのがこの子です」と菜甫子さん。そう、この日は季ちゃんの5歳の誕生日! 自慢の紅はるかは、焼き芋にすると甘みが強く、スイーツのようにねっとり。季ちゃんの大好物だ。

 かこ農園では農薬や化学肥料に頼らず、年間30品目の野菜を育てている。「種をまいて芽が出て、花が咲いてまた種ができて。育てることが純粋に楽しいんです」。きれいな葉を広げるにんじんも、自家採取を続けている作物のひとつだ。八事五寸人参と呼ばれるあいちの伝統野菜で、にんじんらしい昔ながらの香りがあり、煮物にすると特においしいという。ほかにも、カブや大根、今年初挑戦の里芋も順調に生育中だ。「安心できるものを自分たちの手で作りたい、という思いが原動力。お子さんのいるご家庭でも安心して食べてもらえたらうれしいです」。

 季ちゃんは畑の虫たちに興味津々で、蝶を追いかけたり、にんじんの葉についた小さな卵を観察したり。卵を自宅に持ち帰って孵化させたところ、きれいなアゲハ蝶になったそう。また、土には地元ビール醸造所の搾りかすや、もみがら、落ち葉などを堆肥にし、肥料として混ぜ込んでいる。土の中で微生物たちが活発に働き、野菜をおいしく元気に育ててくれるのだ。

▼こで買えます・食べられます

・げんきの郷 はなまる市(大府市)
・知多農園(知多市)
・la mesa(知多市)
・かんのんいち(常滑市)
・TOMOBIKI SUNDAY(阿久比町)

※内容は2024年10月10日時点の情報です。

広告スペース 広告スペース

ママごはんコラボサイト

岐阜トヨタママごはんドライブ企画

おうちレストラン

TOP
CLOSE