八百津のオータニサンは有機野菜と機械の二刀流/オータニ農業

ぎふ畑
加茂郡八百津町・大谷 貢さん、智未さん、てつのりくん(4)、あさなちゃん(4)

 里芋の大きな葉を手にして遊び、笑顔いっぱいの朝奈ちゃんと哲理くん。のびのび育つ二人の姿を穏やかに見守る貢さんは「田舎暮らしをしたくて、八百津で気に入った古民家を見つけたので移住を決めました」と話す。移住してから農地も決まり「八百津の人たちは温かく、良くしてもらってありがたいばかり」と智未さん。

 畑には、里芋、さつまいも、秋ナス、いんげんのほか、小松菜、空心菜など葉物が育つ。ここはかつて茶畑で、野菜づくりに向かない土地だった。それでも、自家製の堆肥を入れて土を育てることから始め、農薬や化学肥料を使わない有機栽培で米と野菜を作り始めた。2年経って、地元の産直市場や保育園給食、県外の自然食品を扱うスーパーなど多方面に出荷できるまでになった。

 もともと車のメカニックで世界最高峰のレースにも参戦していた貢さんは、冬になると野菜づくりの手を止め、農家や農業団体のもとへ出向いて農機具の修理やメンテナンス指導を行う。土からこだわる野菜づくりと快適な農作業に欠かせない機械の修理は、八百津のオータニサンが追い求める「田舎暮らしの二刀流」だ。

オータニ農業が作るのは「子どもが喜ぶ野菜。オーガニック!なキラキラ野菜より豚汁野菜って感じ(笑)」と智未さん。八百津町内の有機農家と「やおつオーガニックマルシェ」を主催し、地元の人に普段づかいの有機野菜を届ける。マルシェでは、のんびり過ごす子連れの人も多いそう。

▼ここで買えます

・ネットショップ BASE
・とれったひろば可児店 可児市坂戸59 営/9:00~17:00 休/火曜日

※内容は2024年10月10日時点の情報です。

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